19日午前8時すぎ、東北新幹線上り線の古川―仙台間で、走行中のはやぶさ・こまち6号(17両編成)の連結が外れ、緊急停車した。脱線はしておらず、車両は約4時間停車した後、仙台駅に到着した。東北新幹線は東京―新青森間の上下線で約5時間運転を見合わせ、計72本が運休、約4万5000人に影響した。
JR東日本によると、連結が外れた車両は、古川駅から東京側約6キロの地点(宮城県大崎市)で停車した。はやぶさには約200人、こまちには約120人の乗客がいたが、けが人はいないという。
同社によると、走行中に非常ブレーキがかかり、運転士がモニターなどで、はやぶさとこまちが分離していることに気付いた。走行中に車両の連結が外れたのは初めて。連結器の外観に異常はなく、同社は詳しい原因を調べている。
はやぶさ6号(10両)は、秋田駅を午前6時9分に出発したこまち6号(7両)と盛岡駅で連結し、同7時37分に同駅を出発。東京に向けて走行中だった。
緊急停車した新幹線の車両内で待機する乗客ら=19日午前、宮城県大崎市
走行中に連結が外れ、緊急停車した新幹線の車両=19日午前、宮城県大崎市
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