北海道の夏の味覚、夕張メロンの初競りが24日午前、札幌市の中央卸売市場で行われた。昨年の約6倍に上る1696玉が競りに掛けられ、うち1箱(2玉入り)が300万円で落札された。
メロンの梱包(こんぽう)などを行うホクユーパック(夕張市)が3年連続で落札。野田清道会長兼社長(76)は「夕張を元気にしたいとの思いで競り落とした。濃くて甘いメロンを日本中の人に食べてもらいたい」と話した。メロンは来月、地元で先着200人に無料で振る舞う。
JA夕張市によると、今年は天候が良好に推移し、日照に恵まれたため、生育が順調に進んだという。収穫は23日に始まり、今シーズンは出荷量3219トン、約19億円の売り上げを目指す。
夕張メロンの初競りで、2玉300万円で落札したホクユーパックの野田清道会長兼社長=24日、札幌市中央卸売市場
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