岸田文雄前首相の後援会「熊本岸田会」が政治団体の届け出をしないまま国会議員から会合の会費を受け取り、会場のホテル側に支払っていたことが26日分かった。政治資金規正法では、届け出がない団体が政治活動のために寄付を受けたり、支出したりすることを禁じている。
熊本岸田会の事務担当者は「資金をプールしたり寄付したりする予定がないので、届け出ていなかった」と釈明した。
熊本県出身の衆参議員の馬場成志氏、藤木真也氏、金子恭之氏側の政治資金収支報告書によると22年4月、懇親会費などの名目でそれぞれ1万5千円を熊本岸田会に支出。熊本岸田会は会費について「ホテル側に全額支払った」と語った。
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