自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、東京地検特捜部は26日、政治資金規正法違反の疑いで告発された石破茂首相や松野博一衆院議員ら国会議員や秘書ら計65人を、一斉に不起訴とした。うち現職議員3人と元議員2人は、犯罪事実を認めつつ裁量で起訴を見送る起訴猶予だった。今後、検察審査会に審査が申し立てられる可能性がある。

 起訴猶予となった議員は簗和生、関芳弘、宮本周司の3氏。元衆院議員の菅家一郎、衛藤征士郎の2氏も起訴猶予と判断された。他に秘書ら16人も起訴猶予となった。

 また再捜査していた萩生田光一衆院議員と世耕弘成衆院議員のそれぞれの秘書2人を再び起訴猶予とした。

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