2023年度に施設や家庭で虐待を受けた障害者が4500人を超えて過去最多となったことが厚生労働省の調査で分かりました。
厚労省によりますと、2023年度に自治体などが障害者に対する虐待があったと判断したのは4641人でした。
このうち障害者福祉施設の職員から虐待を受けた人は前の年度から1004人増えて2356人になり、父親や母親、夫など、家族から虐待を受けた人は前の年度から155人増えて2285人でした。
2人が死亡しているということです。
施設の職員から虐待を受けた障害者については身体的虐待が51.9%で最も多く、次いで心理的虐待が48.0%、性的虐待が11.0%でした。
障害者に対する虐待は2019年度から4年連続で増加していて、初めて4500人を超えて過去最多になりました。
厚労省は通報意識の高まりなどから虐待の認定が増加していると分析していて、「引き続き虐待防止の取り組みを徹底していきたい」としています。
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