独立行政法人・大学入試センターによると、2025年1月18日、19日実施の共通テストの志願者数は、前年より3257人増えて49万5171人だった。志願者増は前身の「センター試験」も含めて7年ぶり。内訳は現役生が42万5968人、既卒者6万4974人、高卒認定などの志願者が4229人で、既卒者の割合は13.1%。男女別の割合は、男子が54.6%、女子が45.4%。

25年3月に高校卒業見込みの現役生のうち、共通テストに出願した人の割合は過去最高の45.5%だった。

同テストは、国公立176、私立522の計698大学が入試に利用する日本最大規模の試験。出題科目は国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語・情報の7教科21科目で、この中から最大9科目を受験できる。

近年の大学の入学選抜方式は、主にペーパーテストの結果で合否が決まる学力重視の「一般選抜」の割合が、主に私立大学で減少。高校の調査書や学校長の推薦書、小論文や面接などで行う「学校推薦型選抜」、学力検査以外の方法で受験者の能力や意欲、適性などを多面的に評価する「総合型選抜」(旧AO入試)も一般的になっている。

文部科学省によると、24年度の大学入学者は全国で61万3453人(国立大学9万8524人、公立大学3万5702人、私立大学47万9227人)。このうち一般選抜は47.5%にあたる29万1590人だった。学校推薦型選抜は21万4549人(35.0%)、総合型選抜が9万8520人(16.1%)だった。

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