今回の歌会始のお題は「夢」で、全国と海外から合わせて1万6000首余りの短歌が寄せられました。
この中から、宮崎県延岡市の高校1年生、森山文結さん(16)や、長野県佐久市の金井※寛さん(77)など10人が入選しました。
このうち、最年少の森山さんは、夢という文字を見た時に感じた自分の将来に対する不安や期待を詠んだということで、「まさか自分が入選するとは思っていなかったので、とても驚きましたが、うれしかったです」と話しています。
また、最年長の金井さんは、ことし亡くなった世界的指揮者の小澤征爾さんが創設し、県内で長年開かれていた音楽祭の様子を歌にまとめたということで「歌は本当に考えたまま、ほとんど推こうなしで直感的にできあがり、自分の思いをうまく表現することができました」と話しています。
一方、天皇陛下から歌を詠むように指名された「召人」には、国文学者の三田村雅子さん(76)が選ばれました。
歌会始は、1月22日に皇居・宮殿で行われ、入選した人たちの歌は天皇皇后両陛下や皇族方の歌とともに披露されます。
※「寛」は点ありの字体
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