岩手県の達増拓也知事

 岩手県の達増拓也知事は12日の記者会見で、全国知事会長の村井嘉浩宮城県知事が言及した国民スポーツ大会(旧国民体育大会)の廃止論を巡り、開催地である都道府県の負担が大きいとして「国が予算や人員を確保しなければ、今まで通りの形で開催するのは難しくなっている」と訴えた。国スポは、継続か廃止かで各知事らの議論が活発化している。

 達増氏は2016年に岩手で開かれた国体に関し、辞退論もあったものの、東日本大震災の復興に資するとして開催したと説明。「沿岸部も会場にして、訪れた人たちに復興の様子を見てもらった」と語った。

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