サッカー「J3・JFL入れ替え戦」の第2戦が7日に行われ、JFLの高知ユナイテッドSCが、J3のY.S.C.C.横浜に2‐0で勝利し、高知県のクラブとして史上初の「Jリーグ入り」を決めました!

“史上初”の開催となったJ3とJFLの入れ替え戦では、JFL・2位の高知ユナイテッドSCと、J3・19位のY.S.C.C.横浜が、ホームとアウェーで1試合ずつを戦います。1日の第1戦は1-1の引き分けに終わっていて、両クラブは、7日午後3時からの第2戦で「勝利した方がJ3」という“大一番”を迎えていました。

試合は、開始早々の前半7分、右サイドからのクロスに反応したFW⑨新谷聖基のヘディングシュートが決まり、高知ユナイテッドSCが1‐0と先制します。

その後、高知は前半30分過ぎ、⑧高野裕維が自陣内でハンド。ペナルティエリア付近からのフリーキックというピンチを招きますが、直接ゴールを狙ったYS横浜㊿中里崇宏のキックはクロスバーを直撃し、その後のピンチも凌いで、この局面を切り抜けます。

後半、高知はYS横浜に攻め込まれる場面が目立ちましたが、JFL最少失点のGK㉑大杉啓の好セーブなど、ピッチ上の11人“全員の守り”で、得点を許しません。

そして、耐えて耐えた90+1分、FW㉙内田優晟がダメ押しのゴールを決め、高知が終盤に2-0とリードを広げます!

そして、午後4時56分、ニッパツ三ツ沢球技場に試合終了のホイッスルが鳴り響き、高知ユナイテッドSCが2-0で勝利。発足から8年、高知県勢のクラブとして史上始めて「J3昇格」を決めました!

高知ユナイテッドSCは、「高知にJリーグクラブ誕生を」という思いから、「高知UトラスターFC」と「アイゴッソ高知」が統合して2016年に発足しました。当初は四国リーグからのスタートでしたが、2019年の「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ」で準優勝してJFL昇格を決め、JFLでは、2020年:14位、2021年:13位、2022年:11位、2023年:7位と、着実に順位を上げていました。

今シーズンは、開幕からのスタートダッシュに成功し、JFL歴代4位タイの"開幕7連勝"で、前半はリーグ首位を独走。しかし、夏の中断を挟んだ後半に失速し、最大で10以上あった2位との勝ち点差をひっくり返され、首位を栃木シティに明け渡していました。それでも最終順位を2位で終え、「Jリーグ入り」への望みを「J3・JFL入れ替え戦」へと繋いでいました。

そして1日の「J3・JFL入れ替え戦」の第1戦も1-1で引き分け、「得失点差なし」の状態で第2戦を迎えていましたが、「最後の最後の大一番」で勝利し、高知県勢史上初の「Jクラブ誕生」という快挙を成し遂げました!

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