京都市上京区の千本釈迦堂(大報恩寺)で7日、無病息災を願って大鍋で大根を炊く冬の風物詩「大根だき」が始まった。釈迦が悟りを開いた日をたたえる「成道会」の法要にちなんだ行事で、8日まで続く。
境内には朝から長い列ができ、参拝者が熱々の大根を味わっていた。菊入諒如住職によると「来年も健康で過ごせるように」と願いながら、1週間かけて約5千本の大根を仕込んだという。
鎌倉時代、大根の切り口に梵字を書いて魔よけとし、炊き上げたものを振る舞ったのが始まりとされる。油揚げが入って1杯千円。
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