台湾との定期便再開を前に、宮崎とのつながりや関係者の期待の声をお伝えします。
台湾で取材にあたった武澤直穂記者が紹介します。

(武澤直穂記者)
大家好!(みなさん!こんばんは!)
今回は宮崎と台湾の「食のつながり」です。
実は、台湾には宮崎の食材を使っているレストランや飲食店が数多くあります。
台湾でどのような県産品が採用されているのか、取材してきました。

台中のランドマークのカフェでは宮崎県産のほうじ茶のメニュー

さまざまな料理やスイーツがそろう台湾。
そんなグルメ大国で宮崎の食が広がりつつあるということで、取材班は台湾の中西部に位置する台中市に向かいました。

(トレードメディアジャパン コリンさん)
「台中で一番観光スポットですね、台中のランドマークのような感じ」

このメニューすべてに使われているのが、宮崎県産のほうじ茶です。

(堁夏咖啡 劉マネージャー)
「バニラのアイスとほうじ茶は相性がいいので、このやり方は台湾でだれもやっていなかったので、初めてチャレンジしてみたらおいしくてメニューにした」

その味は…?

(武澤直穂記者)
「好香 好好喝(香りが良くておいしい)」
(堁夏咖啡 劉マネージャー)
「おいしいデザート、そして唯一無二の景色を楽しめるこのカフェにぜひお越しください」

おいしいものはみんな一緒

店でほうじ茶を採用するきっかけとなったのが去年12月、台中市で開かれた「宮崎フェア」。

コロナ禍以降、販路拡大に力を入れている県の事業の一環で開かれたもので、台中市内10店舗のレストランで宮崎の食材を使った料理がふるまわれました。

丸ごと焼かれたキャベツにつけるソースには、都城市の老舗味噌・醤油メーカーが作った辛味噌が使われています。

(鳥苑 湯仲鴻オーナー)
「辛味噌は最後に加えます。辛味噌を入れると、コクが出る。もともとはエシャロットと酢とバターの甘みしかないが、辛みそを入れると濃厚なコクが出てくる。(味をみて)おいしいです。おいしいものはみんな一緒」

さらに、宮崎のお酒も。

こちらのダイニングバーでは、県内の蔵元が手がける焼酎やジン、およそ10種類が提供されています。

(鮨脂 板前酒肴 沈揚軒オーナー)
「ブドウやチョコの風味、そしてさまざまな醸造方法を使った特別な味だと思い、宮崎のものを使うことにした」

さまざまな食材を使うことで、地域の文化を知ってもらう機会

少しずつ台湾の食と融合している宮崎の食材。

豊富な食材がそろう宮崎とさまざまなグルメが楽しめる台湾。それぞれの食を通して今後、交流が活発になっていきそうです。

来月からも、台中市のレストランで宮崎フェアが開催される予定です。

※MRTテレビ「Check!」11月20日(水)放送分から

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。