この時期色づくイチョウの木がもたらす旬の恵みが『ギンナン』です。
今回はギンナンに含まれる抗酸化作用がについてお伝えします。体内の活性酸素を中和し、様々な効果が期待されているんです。

黒崎貴之アナウンサー
「きれいに色づいたイチョウの葉。こちらで獲れるギンナンが弥彦村のブランドギンナンです」

出荷の最盛期を迎えている新潟県弥彦村のブランドギンナン『弥彦ギンちゃん』です。16年前にブランド化され、『喜平(きへい)』という品種から3グラム以上の大粒なものを袋詰めして出荷しています。

弥彦村ぎんなん部会 渡邊一嘉 部会長
「『弥彦ギンちゃん』の特徴は大粒で、粒のそろいも良く、モチっとした触感。とても甘く、その中でほろ苦さも感じられる、とてもおいしいギンナンです」

『弥彦ギンちゃん』の小売価格は100グラム198円。
また、ふるさと納税の返礼品としても人気で、今年いっぱい出荷が続きます。

そのギンナンに多く含まれているのが『ポリフェノール』という“抗酸化物質”です。

新潟県立大学 人間生活学部 田村朝子 学部長
「活性酸素が体にたくさん発生したり、たまってきたりすると、細胞が“がん化”することが起こってきますので、そういう食品(ギンナン)を摂ることによって、そのがん化することを防ぐことができるということにつながると思います」

茶碗蒸しや新潟の郷土料理『のっぺ』など、これからの季節にぴったりのギンナン。そのおいしさと抗酸化作用を試してみてはいかがでしょうか。

なお、栄養満点のギンナンですが、食べ過ぎるとビタミンB6の働きを阻害し、まれに呼吸困難やけいれんを引き起こすことがありますので、食べる際は適量を心がけましょう。

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