サッカーJFL、高知ユナイテッドSCは17日のアウェー戦で引き分け、今シーズンの「リーグ2位」が確定しました。悲願のJリーグ入りの行方は、昇格をかけた「入れ替え戦」の結果次第となりました。

17日愛知県で行われたアウェー戦。
「J3自動昇格」となる「リーグ優勝」のためには、絶対に負けられません。

(サポーター)
「もう、残り試合全部勝って、まだ優勝の可能性が残されているので、僕らは信じて応援するだけです」
「大量得点して、相手チームは負ける、それしかないき。それを期待してきょうは(高知から)来ています。絶対、(J3に)上がらないかんのでね」

対戦相手は、FCマルヤス岡崎です。 
試合が動いたのは前半10分、13番金原(かねはら)から29番内田(うちだ)!

今シーズン初スタメンの内田が頭で合わせて先制点!リードしたまま前半を折り返します。

しかし、後半に入ると、試合は岡崎のペースに。攻め込まれる場面が増えていきます。そして、後半24分。

同点に追いつかれてしまいます。
自動昇格には「勝利」しか道が無いユナイテッド。

18番・東家が駆け上がったこの決定的な場面は…、決めきることができません。

そして…。
1-1のまま試合終了のホイッスル。悔しい引き分けとなりました。

この試合で高知ユナイテッドSCは、今シーズンのリーグ「2位」が確定。
悲願のJリーグ入りに向けては、12月1日と7日に行われる「入れ替え戦」での「勝利」が“絶対条件”となりました。

(高知ユナイテッドSC 吉本岳史 監督)
「『勝つしかない状況』の中で、良い入りはしたと思うんですけど…。今のチームを象徴しているんですかね。シュートを打てる時に打たない、ゴールに向かえない、そういう部分が『1得点』で終わっている。まだまだ我々は、『やらなきゃいけないこと』が多いですし、『本気』っていう部分を取り戻さなきゃいけないなと思っています。来週の試合に向けて準備して、何が何でも『昇格』に向けて準備していきたいと思っています」

高知ユナイテッドSCのJリーグ入りへの“道”はいよいよ“最終局面”を迎えます。
昇格の“最後の1ピース”を手にすることができるのか。

入れ替え戦前のリーグ最終戦は、24日、ホームで行われます。

なんとか勝って「1位で自動昇格」といきたかったところですが、今シーズン「2位」が確定しました。ただ、それでも「2位」はクラブ史上最高の順位です。

これで、ユナイテッドは、J3・19位のY.S.C.C.横浜との「入れ替え戦」に臨むことになります。

2試合を戦って、(1)勝利数が多いクラブか、(2)勝利数が同じ場合は・2試合の得失点差・第2戦後の30分の延長戦・PK戦…で上回ったクラブが「J3」となります。

高知初、悲願の「Jリーグクラブ誕生」に向け、絶対に負けられない戦いは、12月1日と7日にそれぞれ行われます。

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