高校ラガーマンの聖地・花園への切符をかけた富山県予選が開幕するのを前に、初の花園出場を目指す7校合同チームを紹介します。
部員数の不足で単独での出場が叶わなかった学校でつくる合同チーム。去年までの砺波・高岡第一・砺波工業・龍谷富山の4校合同チームに、ことしは新たに高岡・南砺福野・入善の3校が加わって7校合同チームとなりました。
そしてチームにはことしからできた愛称が「ティーホークス」
砺波・宮川侑大主将「この合同ってだけじゃなくて、ちゃんとティーホークスっていうチームとして活動しています」
「T」の文字にこめられているのは“富山を代表するチームに”という思いです。愛称ができたことで、一体感も生まれています。
高岡・福井琥大郎選手「みんな優しい先輩ばっかりで、困っていても気にかけてくださって、ティーホークスでよかったなって思っています」
チームが目指すのは、全員アタック、全員ディフンェンスの走り勝つラグビー。
その中心を担うのがフォワードでキャプテン、世代別の日本代表に選ばれている砺波の宮川侑大選手です。
191センチ、104キロと、恵まれた体格から繰り出すタックルは全国レベル。
去年の県大会決勝でも、ラグビー歴2年足らずで、チームをけん引するプレーを見せていました。
あれから、1年…。
悔しさを胸に今度はリーダーとしてもチームを引っ張ります。
「組み方あっとるから、押せば取れるから、あとは気持ちだけ、モール気持ちでやっていこう。オッケー?オッケー」
砺波・宮川侑大主将「練習を重ねたら他校のメンバーとも気持ちがつながってきて、いまは全員が一丸となって花園出場という目標に向けて今頑張れている状況で」「自分が自分がというよりチームを盛り上げてチームを支える支柱として頑張っていきたい」
チームを支える3年生はほかにも…。
フォワード、高岡第一の宮内大輝選手です。
高岡第一・宮内大輝選手「スクラムとラインアウトを全てしっかりと決めて、必ずいいタックルをする」
1年生、2年生は膝の大けがで試合に出場することができず、悔しい思いを抱えてきました。
高校最後となる大会で、自分のすべてをぶつけます。
高岡第一・宮内大輝選手「まだ痛みあるんですけど、やるしかないです」「3年生として、富一を倒して花園出たいと思っています」
7校から集まったメンバーたち。思いを一つに。
城石敦也監督「若いチームやし、試合の前日、試合の当日まで成長し続ける。きょう一日でもまた成長できた」
成長し続ける合同チーム「ティーホークス」が、初の花園出場を目指します。
初戦は10月19日。富山工業と対戦します。
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