秋に旬を迎える「水晶文旦」の収穫作業が高知県土佐市で最盛期を迎えています。2024年は水分量が多く、ジューシーな仕上がりになっているということです。
果肉が透き通るように美しいことから名付けられた「水晶文旦」。
土佐市では、12人の生産者がハウス栽培をしていて、9月中旬から収穫作業が始まっています。土佐市では、猛暑などの影響で、平年より少し少ない65トンの出荷を見込んでいるということです。
水晶文旦を栽培している中平吉彦さんのハウスでは、表面に傷が付かないよう1玉ずつ袋がけをしていますが、猛暑に加えて、雨も少なかったことから、袋がけをしていても日焼けで売ることができなかった文旦が1割程あったということです。
(JA高知県土佐市施設果樹部会 中平吉彦 部会長)
「今年の夏は高温乾燥がひどかったが、しっかり水分を与えることで例年よりも果汁の多いジューシーな水晶文旦を収穫することができている。なるだけ多くの人に水晶文旦を食べていただきたい」
収穫された「水晶文旦」は、高知県内だけでなく、東京や大阪などでも販売されます。また、10月5日には、高知市のとさのさとで試食販売会も行われる予定です。
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