高知県土佐清水市の研究施設で飼育していたジンベエザメが、3日、大阪の水族館でデビューします。2日は引っ越し作業が行われました。

大阪市の海遊館に引っ越しするのは、土佐清水市にある海洋生物研究所『以布利(いぶり)センター』で飼育されていた全長4.7メートルのオスのジンベエザメです。

このジンベエザメは2024年7月、土佐清水市沖の定置網に掛かり、センターで餌付けや健康管理などが行われてきました。2日、専用の担架に載せられたジンベエザメは大型クレーンで吊り上げられトレーラーの荷台の水槽に移されました。ジンベエザメは2日夜、大阪に到着し、3日から海遊館で展示・公開される予定です。

(海遊館 魚類チーム飼育員 芳井祐介さん)
「水槽内で立派に成長してもらえればと思います。海遊館はいろいろなお客さんが来られるので見ていただければと思います」

また、大阪の海遊館でこれまで展示・公開され、『海(かい)くん』の愛称で親しまれてきたジンベエザメは、今回の個体と入れ替わりで3日、土佐清水市沖に放される予定です。海遊館は海くんに小型の記録装置を取り付けて回遊経路などを分析し、生態研究に生かす方針です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。