サッカーJFL高知ユナイテッドSCは、15日のホームゲームで引き分けました。
会場には2200人以上が集まりましたが、夏の中断明け後、シーズン後半の“初勝利”とはなりませんでした。

現在リーグ首位のユナイテッドは、15日、ホームでFCティアモ枚方(ひらかた)と対戦。直前まで雨が振っていたにも関わらず、「2233人」のサポーターが集まった中、“この人”もエールを贈りました!

(池透暢選手)
「みなさん、盛り上がっていますか?高知市長杯、第20節、開催おめでとうございます」

先日、パリパラリンピックで金メダルを獲得した、車いすラグビー日本代表のキャプテン池透暢選手!高知を拠点に活動する池選手は、日ごろトレーニングでユナイテッドの選手と一緒になるなど交流する機会が多く、ユナイテッドの「J3」入りを応援している“サポーター”の1人です。

(池透暢選手)
「高知ユナイテッドSCの皆さん、全力で会場を盛り上げてください!応援しています!」

大勢のサポーターや“金メダリスト”の応援に応えたいユナイテッド。夏の中断明け後、シーズン後半の“初勝利”を目指す中、序盤は積極的に攻め込みます。

その後は徐々に枚方に主導権を握られますが、35分、4番・小林大智(こばやし・だいち)のロングボールに反応した11番・小林心(こばやし・こころ)が相手のペナルティエリアで倒されPKを獲得します!

蹴るのは、小林心  !

「PKになったら真ん中に蹴ると決めていた」という、小林心のゴールで先制します。しかし、後半10分…。

今度は自陣内で相手にペナルティキックを与えると…。

これを沈められ、同点とされます。試合終盤、両チームオープンな展開になり、ロスタイムには、ユナイテッドの上月(こうづき)のパスに東家(とうや)が抜け出しますが…。シュートはキーパーの正面。

結局、試合は1-1の引き分けに終わり、3試合勝利がない首位のユナイテッドは、1試合未消化の2位・栃木シティとの勝ち点差が“8”に縮まりました。

(高知ユナイテッドSC 吉本岳史 監督)
「『常にチャレンジャーでなければならない』というのは選手に伝えていますし、1点取ったことによって、チャレンジする姿勢が…、逆に言うと『“守ろう”というチャレンジ』をしてしまったのかなとは思います。『勝ち点がどうだ』とか『順位が1位だ』とか、僕は全く思っていないですね。逆に言うと、『やっとスタートライン』というか、サッカーの一番の醍醐味『緊張感がある中でプレーをしなきゃいけない』とか『いい意味でのプレッシャー』を、選手・彼ら自身が感じて、次につなげてくれれば」

次の試合は9月21日(土)、アウェー、宮崎でミネベアミツミFCと対戦します。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。