神輿の担ぎ棒を突き合わせる伝統の儀式、『神様の結婚式』が15日、高知県四万十市の八幡宮で行われました。
四万十市の四万十川沿いにある不破八幡宮(ふばはちまんぐう)の秋の大祭として行われている『神様の結婚式』は、室町時代に幡多地域を治めていた一條教房公が結婚の厳粛さを示すため始めたと言われています。八幡宮の男の神様の結婚相手は、下流にある一宮神社(いっくじんじゃ)の三柱の女の神様からくじで選ばれ、今年は“雨をもたらす”とされる椎名御前です。15日は朝に、雷が鳴って強い雨が降ったため求婚の儀式の“なすび取り”や神輿を担いで練り歩く“角まわし”などは取り止めに。午後、境内で男女の神輿の担ぎ棒を3度、突き合わせる“こし合わせ”だけが行われました。
(訪れた人)
「久しぶりに見たけど、いまだに続いていて良かったと思う」
(訪れた人)
「古い歴史がずっと続くということは、すばらしいことやと思う」
男神輿と女神輿が並べられ、“神様の結婚”という伝統の儀式が終わりました。
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