高校ペン児たちの熱い闘いまんが甲子園の本選が4日と3日、高知市で行われ、生徒たちが2日間、全力でペンを走らせました。
2024年のまんが甲子園・本選には、予選を勝ち抜いた国内、海外の33校が出場しました。高知県勢は、高知追手前、土佐、高知商業の3校です。
初日のテーマは「バディ」。そして、2日目のテーマは「白」。生徒たちは、5時間半という制限時間で、さまざまな手法でペンを走らせました。それぞれの日から10作品ずつが選出され、最終的に順位が決まります。
審査結果の発表の時。緊張した表情の生徒たち。
それぞれの受賞作品が発表されていく中…土佐高校の第2試合の作品が、帯屋町賞に選ばれました。さらに…入賞を逃した去年と同じメンバーで、土佐高校の第1試合の作品が、過去最高の2位となりました。
オーロラや雪の山脈が広がる極寒を描写した自然の中で、温かい愛情を育む「バディ」のサンタクロースとトナカイ。「描かれるコマの先にも続く温かさが感じられる作品」と審査員の心を掴みました。
(土佐高校 田村好さん)
「練習で描いたときにサンタさんとトナカイがもう少し離れている予定だったんですけど、もっと寄り添っている、もっとずっと仲良しだっていうことを伝えたくて描いたので、うれしかったです」
最優秀賞には富山県の高岡龍谷高校の作品が選ばれました。
戦隊ヒーローの着る「白」の服が徐々にピンク色に変化していってしまうという、戦隊ものが好きな部員の話がきっかけだったという作品です。
(高岡龍谷高校 米田鈴華さん)
「ここまでちゃんと2カ月話し合って協力して、仲を深めながらできたことがとてもうれしいです」
全力でペンを走らせた生徒たち。仲間とのかけがえのない時間を過ごした2日間となりました。
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