子どもの“孤食”が進みがちな夏休み。3日、高知市で子ども食堂が開かれました。

高知市役所の飲食スペースで子ども食堂を開いたのは、高知商業高校ジビエ部やネッツトヨタ高知などです。夏休みは子どもが一人で食事をする“孤食”が進みがちで、友達や家族などみんなで食事をするきっかけになればと、高知県内の小中学生と保護者を対象に、初めて開かれました。

ジビエの普及に向け、県内外で商品を販売する高知商業高校ジビエ部の生徒たち。今回、子どもたちにジビエに親しんでもらおうと、香美市で捕獲された鹿肉入りのカレーライスをメニューとして提供しました。参加者の中には、ジビエ料理に臭みがないことや肉質がやわらかいことに驚いた人もいて、みんなおいしそうに味わっていました。

(訪れた人)
「違うところがあったから、不思議でした」
「お肉のところがおいしかったです。やわらかかった」
「シカの肉を使っていると聞いていたので、一回試食をしてみようと思って。普通に牛肉くらいおいしいですね」

(高知商業高校ジビエ部 山本苺花さん)
「こんな形で、子どもだったり、若い世代の人にジビエと触れ合ってもらうことで、これからも特別なものとしてのイメージではなく、普通に食事としてなじんでいったらいいなと思います」

保護者の食事代は1人500円で、県内の森林保護団体に寄付されるということです。

(ネッツトヨタ高知 佐藤誠三 社長)
「若い人の熱心な取り組みを見て、本当に感心しました。ここだけでなく、ずっと続けてほしいし、できる限りの応援はさせていただきたいと思います」

高知商業高校ジビエ部は、今後も子ども食堂の活動を続け、ジビエの魅力を子どもたちに伝えていきたいとしています。

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