機械商社のリックスは25日、半導体を電子部品に組み立てる後工程の自動化技術をめぐり、米インテルなどが立ち上げた企業連合に参加すると発表した。リックスが持つ半導体の精密洗浄や装置づくりの技術を自動化に生かす。
企業連合は「半導体後工程自動化・標準化技術研究組合(SATAS、サタス)」で、インテルのほか後工程受託のアオイ電子やオムロン、ダイフク、平田機工など20社あまりで構成する。リックスの加入はサタスが10日に開いた臨時総会で決まった。
同社は半導体洗浄技術に強みを持ち、微小な汚れを水と空気だけで落とすノズルや、はんだづけに用いる補助剤「フラックス」のカスを洗浄する装置などを手掛ける。
リックスはサタスで組み立て工程の研究を進める。加盟企業との交流を深め、将来的な研究開発につながる知見も蓄える。
【関連記事】
- ・半導体洗浄、過冷却水でナノ異物除去 リックスがノズル
- ・リックス、研究開発拠点11月稼働へ 大学などと連携
- ・機械商社のリックス、インドに自前工場 欧州市場も視野
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。