これは新国立劇場が文化庁の支援事業を利用して企画したもので、10日夜は小学生以上で18歳以下のおよそ90人の子どもたちが無料で招待されました。
舞台ではモーツァルトが晩年に作曲した名作オペラ「魔笛」が上演され、国際的に活躍する歌手や実力派の日本人の歌手が出演しました。
この中では、王子にお供をする「パパゲーノ」が登場の際に陽気に歌う「おいらは鳥刺し」や、「夜の女王」が極めて高い音で歌うアリアなど名曲の数々がオーケストラの生演奏にのせて披露されました。
神奈川県から訪れた高校生は「音楽の授業で『魔笛』を習っていますがプロは声量がすばらしく本物の舞台は迫力が全く違います」と興奮した様子で話していました。
また、小学6年生の男の子と訪れた50代の母親は「音楽を習っている子どもに本物の舞台を見せてあげたいと連れてきました。子どもが無料なのはありがたいです」と話していました。
新国立劇場によりますと、このあとも今年度中に、演劇など3つの公演で子どもを無料招待する枠を設けるということです。
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