鳴門教育大学(徳島県鳴門市)は県教育委員会と連携し、2027年4月入学の試験から、県内の小学校教員の若手リーダーを育成するための特別枠を導入する。名称は「徳島スーパールーキー(次世代徳島リーダー教員)養成プログラム」で定員は5人とする。全国で初めて学部から教職大学院までの7年一貫教育になる。

県内の小学校教員を目指す高校生を対象に、学校推薦型で選抜する。入学後は学部の4年間で現場の即戦力となるための知識を学ぶ。

大学院では1年目に県の教員採用試験を受けて合格したうえで、2年目で小学校に勤務する。3年目は教員を続けながら大学院の修了を目指す。

県内では少子化によって1学年1クラスの単学級が増えるなど、小学校の小規模化が進んでいる。県教委は学校間の連携を通じて「学校力を高める」取り組みに力を入れており、若手のリーダー格となる教員を計画的に育てる考えだ。

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