行政処分を受けたのは、千葉県が所管する「恵」の障害者向けグループホーム10か所で、3か月から最長で1年間、新たな利用者の受け入れが停止されます。

県によりますと、10か所のグループホームでは3年前から去年にかけて、合わせて250人余りの利用者から、およそ2500万円の食材費を過大に徴収していたことが監査の結果、確認されたということです。

さらに、このうち八千代市と佐倉市にあるグループホームでは、管理者などの人員の配置を偽り、去年からことしにかけて、障害福祉サービスの報酬合わせて190万円余りを不正に請求していたということです。

「恵」は、組織的に過大徴収を行っていたとされ、各地で事業所としての指定の更新などができなくなっていて、すべての事業が神戸市の法人に一括譲渡されることになっています。

千葉県の丸山隆障害福祉事業課長は「利用者の求めに応じて確実にサービスを提供するよう引き続き指導を行っていく」としています。

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