年の瀬を前に愛媛県内で火事が相次いでいます。例年火事が起きやすくなる冬場、安心して年を越せるよう年末の今だからこそ気をつけるべきポイントを、25日に消防に聞きました。

愛媛県内で師走に入り各地で住宅火災が発生。特に松山市では21日と22日、それぞれ住宅が全焼し高齢の住人が死亡する火事が起きました。さらに24日は八幡浜市の商店街で6棟が全半焼などしたほか、西予市でも住宅が全焼するなど連日のように火事が相次いでいます。

例年冬場に増える火事。注意すべきポイントを松山市消防局に聞きました。

松山市消防局・石本一幸消防司令補:
「小さな火でも普段は拡大していかないところも、空気が乾燥していることによって燃えやすい状況で、火災に至ってしまうところは考えられる」

これからの年末年始は「乾燥」する気候に加え、「気の緩み」も思わぬ火事につながると注意を促します。

石本一幸消防司令補:
「普段生活していない実家に帰られる機会が多くなり、楽しい団らんの機会が多くなる思う。どうしても火の取り扱いがおろそかになる可能性もある」

注意して欲しいのは、コンロやヒーターの火の元の確認や、使っているときにその場を離れないことの徹底。さらに年末の大掃除をする際にチェックを呼びかけるのが、普段の掃除で忘れがちな「コンセント周辺」です。

消防が撮影した実験映像では、コンセント周りにたまったホコリなどに引火し、数十秒ほどで大きく火花が散り燃え上がりました。

石本一幸消防司令補:
「コンセントの周りにホコリがあると、電気だけのショートで済んでいるところがホコリとかに燃え広がって、別の物に燃え広がっていく経過をたどる場合もある。電気の周り、コンロの周りを整理整頓し、周りに燃え広がりにくい環境を整えて頂く」

年末年始を家族と安心して過ごすためにも、これからの大掃除でチェックが大切です。

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