松浦市議だった男性に議員を辞めさせる目的で暴行や脅迫などを行ったとして、長崎地裁佐世保支部は元暴力団員の男に執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

職務強要と名誉毀損の罪で有罪判決を受けたのは、諫早市の無職 宮本榮治 被告(76)です。

判決によりますと宮本被告は、2023年10月、松浦市議会議員だった男性に議員を辞めさせる目的で顔をたたいたり、脅したりしたほか、今年2月には虚偽文書を飲食店で不特定多数が見られるようにして男性の名誉を傷つけました。

25日の判決公判で長崎地裁佐世保支部の岩田光生 裁判長は、宮本被告が暴力団組員だったことを恐れ、被害者の男性が自殺に追い込まれた刑事責任は重いとしながらも、「直ちに刑務所へ収容すべき事案とまでは言えない」として懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

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