小学6年生と中学3年生を対象に毎年4月に行われている全国学力テストは2017年度から都道府県や政令市ごとの平均正答率を小数点以下を四捨五入した整数で公表しています。
結果の公表をめぐり、各地でテスト対策が過熱するなどしたためです。
これについて全国知事会がことし9月に行った調査では、半数余りの知事が現在の公表方法を支持した一方で3割が全国の状況のみの公表を求めるなど、見直しの必要性を指摘する声が上がっていました。
こうした状況をふまえ、23日開かれた文部科学省の専門家会議で結果の公表のしかたを検討するワーキンググループを立ち上げ、見直しに向けた具体的な検討を始めることになりました。
全国学力テストの結果は例年7月下旬ごろに公表されていますが、専門家会議では早ければ、来年度のテストから結果の公表のしかたを見直すことも見据えて検討を進めることにしています。
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