警察によりますと、21日、仙台市青葉区に住む公務員の30代男性のスマートフォンに、警察官を名乗る男から「マネーロンダリング罪の犯人を捕まえた。家宅捜索であなたのキャッシュカードも出てきたので取り調べをする」などと電話がありました。

その後、取り調べ担当の警察官を名乗る別の男から、SNSで逮捕状の写真などが送りつけられたうえ、別の検察官を名乗る男からは「ネットバンキングは資金番号が付与される。あなたの資金番号とマネーロンダリングの資金番号が合致していなければ、あなたはマネーロンダリングをしていないことが証明される」などと言われ、口座への振り込みを要求されました。

そのため、男性はネットバンキングを利用し、2回に分けて約400万円を入金しましたが、警察官などがSNSで資金調査をすることを不審に思ったことから被害に気づき、翌22日に警察に相談したということです。

警察は、特殊詐欺事件として捜査するとともに、警察官を装った人物からの不審な電話に注意するよう、呼びかけています。

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