愛媛県今治市の沖合で約5億円相当の金塊を受け渡しか。韓国から金塊を密輸しようとした疑いで、韓国籍と日本人の男らのグループが摘発されていたことが19日に発表されました。

関税法違反の疑いで逮捕されたのは、東京都文京区に住む会社役員で韓国籍の河原成徳ことハ・ソンドク容疑者(68)ら13人です。

第七管区海上保安本部などの調べによりますと男らは11月上旬、韓国から日本に1キロの金塊40個(鑑定価格約5億1823万円)を密輸しようとした疑いがもたれています。

手口は韓国・釜山港から韓国人の3人がケースに入った金塊を国際フェリーに持ち込み、翌日に今治沖の海上に落としたあと、近くで待機していた船で日本人の4人が回収したとしています。この手口は「瀬取り」と呼ばれています。

海上保安本部や税関の捜査員らは事前に情報を得て今治市の陸で待ち伏せして11月上旬に容疑者らを摘発し金塊を押収しました。

国内では金の価格が高騰しているなか、金を密輸して消費税の納付を免れて転売し利益を得る手口が増えていて、海上保安本部や税関が警戒を強めていました。

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