愛媛県内の駐在所に勤務していた２０代の男性警察官が、勤務時間外に拳銃を知人の自宅に持ち出すなどした疑いで２０日に書類送検されました。この警察官は依願退職しました。
鉄刀法違反などの疑いで書類送検されたのは、愛媛県警地域課に所属し駐在所に勤務していた２０代の男性巡査長です。
県警監察官室によりますと男性警察官は拳銃１丁と実弾を、勤務時間外の今年３月８日午後１０時頃から翌日午前６時頃まで、知人の自宅に持ち出した疑いがもたれています。
拳銃を持ち出した日は休日で、男性警察官は翌日の駐在所勤務に備えて、幹部の立ち合いのもと拳銃と弾を保管庫から取り出したうえ知人の自宅にそのまま宿泊。拳銃から実弾を抜く際に触らせていたとしています。拳銃などは食器棚に置いていたということです。
動機の聞き取りには「少しの間だけだしいいと思った。もし暴発したらいけないと思い弾抜きをした。拳銃本体には手を触れさせていない」と話しています。
県警は今回の不祥事を７月上旬に情報提供を受けて調べていました。
男性警察官は２０日に減給１００分の１０・３カ月の処分をうけ、銃刀法違反の疑いで書類送検され、この日に依願退職しました。
小玉英次首席監察官は
「職員に拳銃の取扱いの指導教養を徹底し、再発防止に努めてまいる」としています。
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