政界やスポーツ界に影響を与えた読売新聞グループ本社の渡辺恒雄代表取締役主筆が、肺炎のため亡くなりました。

渡辺恒雄氏の死去について、石破首相は「偉大なジャーナリストだった」と追悼の言葉を贈りました。

石破首相:
偉大なジャーナリストだったと思っています。特に先の大戦について、あるいはいろいろな日本の歴史観について教えていただくことが多かったです。今日本の政治がこういう状況であって、党のあり方、民主主義のあり方、日本国のこれからの平和国家としての歩み、そういうことについてまだまだ教えをいただきたかったなと思っております。ご冥福をお祈り申し上げます。

また岸田前首相は、父親が渡辺氏の開成高校の同級生で、自身も高校の後輩だったことに触れ、次のように述べました。

岸田前首相:
若い頃から大変親しくご指導いただいた、私にとりましても大変大きな存在でありました。また言論人として、マスコミ人として、大きな影響を日本の戦後の歴史において残された方でした。一つの時代が終わった、こんなことを感慨深く感じています。

野田元首相:
本当に豊富な知識と経験、お話をしていると本当に勉強になることはたくさんございました。これまでご指導いただいたことに深く感謝申し上げて、そしてご冥福をお祈りしたいと思います。

国民民主党の玉木衆院議員はXに、「『巨星墜つ』という印象。戦後の政治やメディアに大きな影響を与えたことは衆目の一致するところ」と投稿しました。

また、読売新聞出身の自民党・茂木前幹事長は「戦後政治の生き証人だった。大切な方を失い本当に残念だ。マスコミ界のリーダーとして、日本の言論を引っ張ってこられたことに敬意を表したい」と弔意を示しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。