調査会社の「不動産経済研究所」によりますと、11月に東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で発売された新築マンションの平均価格は7988万円で、去年の同じ月と比べると、262万円、率にして3.2%下回りました。
東京23区で、3億円を超える高額物件の供給が去年より少なかったことが影響しましたが、埼玉県では、平均価格が去年より56%増えて7308万円となるなど、東京23区以外の地域では去年の同じ月を上回っていて、建設費の高騰を受けて引き続き高い水準で推移しています。
一方、首都圏で発売された戸数は2231戸と、ことし3月以来、8か月ぶりに2000戸を上回りましたが、去年の同じ月と比べると18.7%下回りました。
調査会社は来年の見通しについて「ことしを上回る2万5000戸前後の供給が見込まれているが、建設費の高騰が続いていることから、ことしを上回る価格で推移するとみられる」と話しています。
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