旧ビッグモーターの本社で各店舗を巡回する「環境整備推進委員」という立場を担っていた蒲原敏之被告(51)は、おととし10月、川崎市の店の前の街路樹6本を伐採するよう指示したとして、器物損壊の罪に問われています。
19日に横浜地方裁判所で初公判が開かれ、被告は「私自身が木を切ったことはなく、指示したこともないので間違いです」などと述べて、無罪を主張しました。
検察は冒頭陳述で、「被告は2017年から本社の本部の部長となり、店舗の点検を実施するなかで、みずから木を切ったり、指示したりしていた」と述べました。
そのうえで、「おととし9月に環境整備推進委員に就任し、点検に訪れた店で、『邪魔だから切ったほうがいい』などと従業員に伝え、LINEで、木が生えていない写真と『このイメージで』というメッセージを送った。伐採後の写真が送られてきても、それについて、とがめたり疑問を呈したりしなかった」と述べました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。