今年、東京都内で起きた住宅火災で死亡した人が72人に上り、過去10年で最多となっています。東京消防庁は電気ストーブによる火災への注意を呼び掛けています。

 東京消防庁によりますと、今年1月から12月15日までに都内で起きた住宅火災で死亡した人は72人で、2019年の71人を上回り、過去10年で最多となりました。

 2019年は最終的に83人が死亡しました。

 12月から3月にかけては特に電気ストーブによる火災が増えることから、東京消防庁は今月17日、墨田区錦糸町で周辺の住民を対象に消火器の使い方などが学べる防災訓練を行いました。

東京消防庁 防災部副参事 中島立臣さん
「ストーブの周りに燃えやすいようなものを置かない、就寝前や外出時にはストーブを消すといったポイントに注意していただきたい」

 東京消防庁は初期消火が重要だとして、消火器を自宅に設置するように呼び掛けています。

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