大手証券会社・野村証券の元社員の梶原優星被告(29)は、広島市の顧客の80代の女性に睡眠作用のある薬物を飲ませたうえ、現金を奪って住宅に火をつけたとして強盗殺人未遂と放火の罪で先月20日に起訴されました。

これを受けて、13日、被害者の女性が代理人の弁護士を通じてコメントを出しました。

このなかで女性は「目が覚めたら炎があがっているのが見え、夫と必死に外に逃げ出しました。もし目が覚めなかったらと考えると、湧き上がる恐怖で震えが止まらなくなります」と心境を明かしました。

被告については「大手証券会社として、安心して信頼を寄せていた方にこのように裏切りをはかられたことの衝撃があまりに大きく、精神的に疲弊しています。犯人に対しては憤りと許せない気持ちしかありませんが、事実を正直に認めたうえで厳罰に処してみずからの犯行の重さを自覚してほしい」としています。

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