福岡市と韓国 プサン(釜山)を結ぶ高速船のクイーンビートルをめぐっては、JR九州の子会社の「JR九州高速船」が船首内部の浸水を把握しながら事実を隠蔽し、3か月以上、運航を続けていた問題が明らかになり、国土交通省はことし9月、子会社に対して幹部2人の解任を命じる全国初の行政処分を出しました。
クイーンビートルは、少なくとも来月末までの運休が決まっています。
この問題でJR九州は、船首部分を中心に補強を行うとともに、再発防止策を徹底することでクイーンビートルの運航再開を目指してきましたが、当初の方針を見直して、30年余り続く日韓航路からの撤退も含めて検討していることが関係者への取材で分かりました。
船体の補強を行っても長期的に安定して運航を続けられる見通しが立ちにくいことなどが要因で、早ければ今月中にも判断するとみられます。
これについてJR九州は「現時点で決定している事実はない。今後開示すべき事実が発生した場合は、速やかに開示する」としています。
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