長野県木曽町の国道でスピード違反をした従業員の身代わりとなって警察に出頭したとして、福島県の運送会社の社長が犯人隠避の疑いで書類送検されました。容疑を認めているということです。

書類送検されたのは福島県の運送会社の社長の男(41)です。

警察によりますと、男は従業員の男(62)がスピード違反で検挙された際、身代わりとなり警察に出頭、虚偽の申告をして、供述調書にサインをした犯人隠避の疑いがもたれています。

2024年2月、従業員は木曽町の国道19号で中型トラックを運転していた際、最高速度50キロメートルに指定の道路で45キロメートル超過した時速95キロメートルで運転。スピード違反の取り締まり装置「オービス」により検知されたことから、社長が「私が速度違反をしました」と従業員の身代わりとなり出頭しました。

捜査を進める中で捜査員が「オービス」で撮影された従業員の顔写真と出頭した社長の顔が違うことに気付き発覚しました。

社長は「運転手が免許停止になると仕事に影響が出る」という趣旨の供述をしており、容疑を認めているということです。

運転していた従業員も最高速度違反の疑いで書類送検されました。

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