京都市で2019年、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性患者(当時51)の依頼に応じて殺害したなどとして嘱託殺人や別の殺人などの罪に問われた医師、大久保愉一被告(46)の弁護側は10日までに、懲役18年とした大阪高裁判決を不服として上告した。9日付。
判決によると、被告は元医師の山本直樹被告(47)=同罪などで実刑、控訴=と共謀し、19年11月に女性から嘱託を受けて胃ろうから薬物を注入し、死亡させた。11年には山本被告の父(当時77)を何らかの手段で殺害した。
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