24年前に起きた東京・世田谷区の一家4人殺害事件で、警視庁は焦点だった犯人の侵入と逃走は中2階にある浴室の窓からの可能性が高いとの見解を示しました。

2000年の大晦日、世田谷区上祖師谷の自宅で、宮沢みきおさん一家4人が殺害されているのが見つかり、事件は未解決のままです。

犯人の侵入と逃走の経路が焦点の1つとなっていましたが、警視庁はきょう、住宅裏の公園側の中2階の浴室の窓から犯人が出入りした可能性が高いとの見解を示しました。

窓の網戸が外れて落ちていて、フェンスと給湯器を使って登れば地上から3~4メートルの窓からも侵入できることが検証で判明したという事です。

また、現場にあった固定電話機のプラグがコンセントから抜けていたことも新たにわかりました。

警視庁は犯人が通報を遅らせるために抜いた可能性もあるとみています。

警視庁は犯人の遺留品などを公開し、その中の1つのトレーナーは全国で130枚しか販売されていないものとしていて「同じトレーナーを着ていた人を知っていたり、トレーナーを知人にあげたりした人がいたら情報提供をしてほしい」と呼びかけています。

情報提供先 成城警察署 03-3482-0110

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