原爆投下後に降ったいわゆる「黒い雨」をめぐり、新しい基準でも被爆者として認めらなかった住民たちが、県や広島市を訴えている裁判で、新たに7人が追加提訴しました。
9日新たに提訴したのは廿日市市に住む79歳から88歳までの男女7人です。
「黒い雨」をめぐっては2021年4月に救済の対象を広げる新しい審査基準を適用しましたが、この基準でも認定されなかった被爆者が県や広島市に訴えを起こしています。
9日の提訴で原告はあわせて71人になり、認定してもらうように改めて主張しました。
【原告団代表・岡久郁子さん】
「どうか1日も早い解決を願っているので、県・広島市が抜本的な方策を講じてくれないかと強く願っている」
次回の裁判は来年1月14日に開かれる予定で、原告団は追加提訴も検討しているということです。
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