北日本で吹雪となった一方、乾燥でカラカラ状態の東京では、体の異変を訴える人が相次いでいます。その理由は“冬の隠れ脱水”。対策を聞きました。
■冬の脱水、どう対策すればいい?
危険なサイン この記事の写真東京の最小湿度は31%。湿度が50%を下回るのは6日で2週間連続です。
乾燥シーズンの突入で、体に異変を訴える人もいます。
60代「のども乾燥しますね」
「のども乾きますし、のども乾燥する」 60代
「口が乾いて、しゃべりにくくなったり」
体の渇きや倦怠(けんたい)感は危険なサイン。
“隠れ脱水”に詳しい 服部益治医師 “隠れ脱水”に詳しい 服部益治医師「冬脱水を意識したらいかがでしょうか」
「外も乾燥している建物の中も暖房で乾燥している。汗はかかなくて快適だけど、息を吐くことや体の皮膚から見えない状態で水分が蒸発している」
冬の脱水症は汗をかかず気づきにくいことから、“隠れ脱水”とも呼ばれています。
服部医師「冬に多いのが脳梗塞や心筋梗塞」 服部医師「乾燥した状態であると我々の血液がどろどろになって詰まりやすくなる。冬に多いのが脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞」
特に気を付けたいのが、寝る前の対策です。
寝る前の対策 服部医師「タオルなど濡れたものを寝室につっておく。その分だけ、潤った空気の中に自分の体をおける。寝ている間に命取りの病気だけは避けてほしいと思います」 小まめな水分摂取も意識
体に快適な湿度は40%から70%。加湿器の使用や小まめな水分摂取も意識してほしいといいます。
次のページは
■北日本は吹雪“冬の嵐”に警戒■北日本は吹雪“冬の嵐”に警戒
ラッセル車の試運転列島は、厳しい冬の到来です。青森では線路の雪を払うラッセル車の試運転が始まりました。
黒石市弘南鉄道 中田正志営業部長 黒石市弘南鉄道 中田正志営業部長「津軽はラッセル車がなければ、冬を乗り越えられない部分もある。大事にしていきたい」
山々が雪化粧した北海道。この時期しか見られない神秘的な景色が広がります。
この時期しか見られない神秘的な景色 川村伸司さん「アイスバブルの撮影をしてきました。氷の中に気泡が閉じ込められる現象」
沼の底で発生したガスが水の中で凍るアイスバブル。雪が積もると見られなくなるため、冬に移り変わる今だけの絶景です。
アイスバブル 川村さん「今年はきょう・あすが(アイスバブルを見られる)ピーク」 7日にかけて猛吹雪となる恐れ
というのも、北海道は今後、冬の嵐となる恐れがあります。
「暴風雪警報」が出された留萌地方、7日にかけて猛吹雪となる恐れがあります。
本州の日本海側も大荒れです。新潟県佐渡市では台風並みの風が吹き荒れ、秋田県では県の沿岸部全域に一時「暴風警報」が出されました。
秋田県・大館市秋田犬・忠犬ハチ公のふるさと秋田県・大館市。冷え込みが強まり、道路は白く染まっています。止めている車も雪まみれです。
列島の日本海側では7日にかけて、大雪や吹雪に警戒が必要です。
この記事の写真を見る鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。