広島市は6日、原爆資料館の地下1階に子ども向けの新たな展示・学習スペースを整備する方針を明らかにした。修学旅行を通じた平和学習を充実させるのが狙いで、2027年秋の完成を目指す。
市によると、資料館の出入り口がある東館の地下1階で複数の会議室を改装し、約500平方メートルを子ども向けの展示室にする。展示室の外に、振り返り学習ができるコーナーを設ける。
被爆から80年が迫り、被爆体験の次世代への継承が課題になっており、新しい展示は全国から訪れる修学旅行生を念頭に、小中高校生に分かりやすい内容を整備する方針。仮想現実(VR)で原爆投下時の悲惨さを体験できる装置の導入なども検討する。
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