12月5日未明、愛知県瀬戸市で住宅2棟が全焼する火事があり、焼け跡から年齢・性別不明の3人の遺体が見つかりました。遺体は火元の住宅に住む3人とみて、警察が確認を進めています。
■「爆発音が2回くらいした」住宅2軒が全焼し延焼も
瀬戸市坂上町の会社員・近藤義明さん(56)の木造2階建て住宅で5日午前2時半すぎ、「家が燃えています。私は2階ベランダに逃げています」と女性の声で119番通報がありました。
この記事の画像(18枚)消防車20台が出動し、火はおよそ4時間後に消し止められましたが、近藤さんの住宅と隣の住宅が全焼し、別の2棟にも延焼しました。
近くに住む人A:
(炎が)30メートルぐらい上がっていたと思う。すごい勢いだったよ。まっすぐズーンと上に上がっていた。
近くに住む人B:
燃えてたね、火花がすごかった。爆発音が2回くらいしたかな。バーン、バーンって。
近藤さんの住宅は5人暮らしで、当時仕事で外出していた近藤さんと、火事に気付き逃げ出した長女(20代)は無事でしたが、焼け跡からは年齢・性別不明の3人の遺体が見つかりました。
警察は、現在連絡の取れていない近藤さんの母親(83)、妻(59)、長男(26)とみて遺体の身元の確認を進めるとともに、出火の原因を調べています。
■空気が乾燥する冬の火事 消防「燃え広がり早い」
各地で火災が相次いでいます。11月25日には、名古屋市中川区で3階建ての住宅が全焼しました。12月1日に小牧市と大口町の住宅、2日に岐阜県高山市の住宅と三重県四日市市のアパートで火事がありました。
名古屋市消防局の林尚良消防士長は「冬になりますと空気が乾燥していきますので、燃え広がりが早くなります。そのためちょっとした火事からあっという間に大規模な火災に移ってしまうというのが特徴だと思います。夏に比べると延焼拡大のスピードは早いと思われます」と注意を呼びかけています。
(東海テレビ)
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