東京 練馬区の区立中学校の校長だった北村比左嘉 被告(57)は14年前、校舎内で教え子の当時14歳の女子生徒に性的暴行をしてけがをさせ、その様子や別の女子生徒との性的行為を記録したビデオカメラを校長室に保管した罪に問われ、性的暴行について無罪を主張しています。

3日、東京地方裁判所で開かれた裁判で、検察は「圧倒的な上下関係を利用しておよそ1年間、性的行為をエスカレートさせ、涙を流して苦しむ女子生徒に執ように行為に及んだ。肉体的、精神的に激しい苦痛を与えた」として懲役10年を求刑しました。

一方、弁護側は「元校長は受け入れられていると認識していた。女子生徒は断ることもでき、抵抗できない状態ではなかった」などと主張しました。

最後に元校長は「長年にわたる苦痛を与え、これからの人生に影響を与えてしまい、申し訳ありません」と話しました。

判決は12月9日に言い渡されます。

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