逮捕されたのは、住居不定で自称、水道工事会社代表の勝本満容疑者(38)です。
警視庁によりますと、おととし、目黒区で1人暮らしをしている80代の男性の自宅を訪れ、「水道管が古く水が漏れているので、交換しないといけない」などとうそを言って、工事代金55万円をだまし取ったなどとして詐欺や特定商取引法違反の疑いが持たれています。
調べに対し、「覚えていない」と容疑を否認しているということです。
容疑者は男性の自宅を訪問した当日に契約を結び、工事をしたように装っていましたが、不審に思った男性が警察に相談し別の業者に確認してもらったところ、工事が行われた形跡はなかったということです。
また、水道工事会社の代表を名乗っていましたが、警視庁が調べた結果、会社は登記もされておらず、実体はありませんでした。
警視庁は、悪質業者が屋根や水道、床下などの無料点検を持ちかけ、不要な契約を結ばせたり法外な代金を迫ったりする「点検商法」について、業者をすぐに自宅に入れずに家族や警察に相談するよう注意を呼びかけています。
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