鹿児島県警では、元生活安全部長が国家公務員法の守秘義務違反の罪に問われている事件や警察官が逮捕された盗撮事件など不祥事が相次いだほか、11月22日にも巡査部長が10代の少女に性的な行為をしたとして懲戒免職になっています。

26日は、一連の不祥事を受けて策定した再発防止策として、外部の講師を招いた講話が初めて行われ、県警本部の部長や警察署長などの幹部およそ100人が出席しました。

この中で岩瀬聡 本部長は「一連の非違事案では幹部職員が事案を的確に判断し、それに応じた指示や連携が不十分だったと指摘されている。幹部職員としてのあるべき姿を学んでいただきたい」と呼びかけました。

このあと、ハラスメント対策などに詳しい警察大学校の村木一郎氏が講話を行いました。

組織について踏み込んだ内容になるとして講話は非公開で行われ、県警によりますと参加者はおよそ1時間半にわたり、問題を早期に発見して対処するマネージメントなどについて学んだということです。

鹿児島西警察署の中尾直毅 副署長は「幹部の立場である私たちが、部下が報告・連絡・相談を行いやすい職場環境を作れるよう取り組みたい」と話していました。

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