愛知県知多市のプールで行われた選考会には、愛知と三重の海上保安部の巡視船などに所属する19歳から25歳の海上保安官8人が参加しました。
選考会では、まず「水平素もぐり」が行われ、海上保安官たちは水面に顔や体が出ないように息を止めたまま、水中で静かに水をかき、25メートルを泳ぎ切っていました。
次に行われた300メートル水泳では、クロールでレースを繰り広げ、「ファイト」とか「いける」などと仲間から声援を受けながら、鍛え上げた泳ぎでタイムを競い合いました。
陸上での体力測定の結果も踏まえて選ばれた数人が、広島県の海上保安大学校で行われる潜水研修に参加することができ、研修を修了すると“海猿”とも呼ばれる潜水士になることができるということです。
参加した19歳の海上保安官は、「同じ夢を目指す仲間と競い合えて、いい経験になりました。知床の遊覧船の事故で、冷たい海の中で捜索にあたる潜水士を見て、自分もなりたいと思いました。海の事故ゼロを目指して頑張りたい」と話していました。
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