現行の健康保険証の廃止がどのように決まったのでしょうか。経緯を東京新聞が調べました。
- 「保険証廃止」一体誰がどう決めたのか 「記録はない」と判明…首相報告や閣僚間のやりとり 経緯は闇の中へ
現行の健康保険証の廃止がどのように決まったのか、その決定経緯が分かる記録を政府が残していなかったことが、東京新聞の情報公開請求や関係者への取材で分かった。
- 「ダメだよ。保険証廃止は」デジタル庁幹部は断言していた マイナ一本化になぜ転換?協議の記録がない不可解
そもそも河野太郎デジタル相(当時)が2022年10月に表明するまで、政府は現行保険証を完全に廃止する方針ではなかった。
- 河野太郎氏「ありません」この日も断言 保険証廃止の協議記録 質問にはテンプレ回答…説明の本気度は?
河野太郎デジタル大臣(当時)は、記者から国民への説明責任を問われると、「これからも丁寧で分かりやすい説明に努める」と従来の発言を繰り返し、正面から答えることはなかった。
- マイナ一体化、健康保険証は廃止なのに運転免許証は存続? 政府方針でも廃止しない警察庁の言い分は
運転免許証の機能をマイナンバーカードに搭載した「マイナ免許証」は、運用開始後も従来の免許証を使える。なぜ保険証は「マイナ」一択なのか。
- 「マイナ保険証を使ってほしいもんですから」 資格確認書の交付を渋る健保組合…この手口、オキテ破りでは?
登録していない人すべてに交付される「資格確認書」を巡り、一部の健康保険組合で交付対象を限定するような通知をしたり、期限を短く設定したりする運用がなされ、加入者に混乱が生じている。
厚労省の東京新聞に対する開示決定通知書。4つの文書の名称が並ぶが、どれも具体的な廃止時期を議論した形跡はなかった
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