石川県奥能登地方を襲った記録的豪雨は、21日で発生から2カ月を迎えた。豪雨の際、輪島市宅田町の仮設住宅「宅田町第2団地」では一時、大勢の高齢者らが室内に取り残された。首まで水に漬かりながら住民を背負うなどして安全な場所へ避難させたのが、県警輪島署員9人。豪雨から2カ月になるのを前にそのうちの1人が本紙の取材に応じ、当時を振り返った。(上田千秋)

◆想像以上の光景

 「ちょっと、まずいな」。署生活安全刑事課生活安全係長の延命徹さん(36)は当直だった9月21日、そう感じながら出勤した。雨は刻々と激しさを増し、署周辺は冠水。傘はほぼ役に立たなくなっていた。

豪雨で浸水した仮設住宅「宅田町第2団地」=9月22日、石川県輪島市宅田町で

 午前8時半ごろに到着すると、...

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