■台風16号が発生へ 各地に激しい雷雨をもたらす恐れ
午前9時、気象庁から熱帯低気圧情報が発表されました。西日本の南海上にある熱帯低気圧が、今後12時間以内に台風に発達する見込みです。台風になれば16号となり、今月6個目の発生です。
台風となるのは一時的です。27日(金)には再び熱帯低気圧に変わる見込みで、台風として列島に直接影響することはなさそうです。ただ、高温多湿の空気を送り込むポンプになるため、きょう25日(水)は九州から沖縄で、26日(木)から週末にかけては伊豆諸島で激しい雨や雷雨となりそうです。場合によっては、静岡や神奈川、千葉など東日本太平洋側でも雨が強まる恐れがありますのでご注意ください。
■関東は東風で涼しさ続く 急な雨に注意
関東は海からの湿った東風の影響で、低い雲が広がりやすくなっています。朝から所々で弱い雨が降っていますが、午後は雨の範囲がさらに広がり、千葉など沿岸部では雨脚が強まりそうです。夜には東北太平洋側でも雨が降り出すところが多いでしょう。お出かけには雨具をお持ちください。
この東風で気温の上りが鈍く、東京の予想最高気温は25℃。日差しも少ないので、半袖では肌寒く感じられるかもしれません。■本州で初の0℃台 朝の冷え込み強まる
25日の朝は北日本や東日本で冷え込みが強まりました。岩手県の薮川では0.7℃を観測し、本州で今季初の0℃台となっています。
県庁所在地でも、青森や秋田、前橋、宇都宮、千葉、横浜、静岡、名古屋など、東北から東海を中心に今季一番の冷え込みとなりました。
一方で、西日本では、山口県の下関で25.8℃、福岡で25.3℃など、熱帯夜になった所があります。
今週に入って涼しさが続いていた関東から北日本ですが、26日(木)からは夏の暑さが戻ってしまいそうです。関東は内陸で真夏日が予想されています。東京や仙台など都市部も25日(水)より5℃くらい高くなるため、服装選びにお気を付けください。
残暑が続く東海から西日本では暑さがさらに厳しくなり、猛暑日に迫る予想となっています。まもなく10月ですが、今年はもうしばらく熱中症に注意が必要です。朝晩との気温差にもご注意ください。
34℃:名古屋、京都、鹿児島
33℃:大阪、山口、熊本
32℃:神戸、広島、福岡
31℃:宇都宮、前橋、静岡
30℃:さいたま、長野、金沢
29℃:東京、横浜、富山 など この記事の写真を見る(3枚)
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